大平山〜越上山

大平山はもう少し。厳しい登りが終わると気持ちよい広場だった
 大高取山が以外と簡単に登れ時間もあったので、黒山三滝から思わず振り返るほど眺望も良いとの顔振峠をめざすことにした。出来れば「山上の桃源郷と言われるユガテ」まで行きたかったが…
山行日  03年4月6日(日)晴れ     コース地図はこちら
メンバー 単独
コース   上大満…黒山三滝…大平山………顔振峠…諏訪神社…越上山…一本木峠…上大満
       1220  1240-1255 1355-1405 1435-1455 1505    1520   1550    1605
地 図   越生(1/25,000図)   参考 山と渓谷社 分県登山ガイド「埼玉県の山」

 大高取山から降りてきて、越生梅林から約4.5kmの道路の走りで黒山三滝の入り口に着いた。ここから少し急な登りとなってわずかで左側に天狗滝が現れる。
「越辺川(オッペガワ)の水源で、藤原の出合い近くの秩父古生層の断層を流れ落ちる「天狗滝、男滝、女滝」の総称を黒山三滝と言う。
江戸時代中頃から、遊山、信仰で賑わった。明治にはいり鉱泉が発見され益々賑わい、昭和25年に日本観光百選、瀑布の部で第9位に選ばれた…」との案内板が滝の近くにあった。
左が男滝、女滝
右は土産物屋と急な階段の上に民家があった。毎日こんな階段を上ってると足腰が強くなるだろうなあ。上の方におばあさんが佇んでいた。

瀑布の部で第9位と言うことだが、日光の滝やあちこちの滝を見た限りでは、そんなに素晴らしいとは思えなかった。道路からも近く沢山の人が訪れやすいと言う意味では良いのかも知れないが、期待していたほどではなかった。

 よし、山歩きに期待しようか…
大平山へ 標高約250m

天狗の滝の少し上から笠杉峠方面へ入る。右は笠杉峠だ。左の山道に入る。写真のようななだらかな道はわずかで終わり、すぐに急坂となった
岩場の登り

岩場にロープがあった。ドッコイショと持ち上げて自転車をキープ。そして岩をよじ登り、またドッコイショと持ち上げる。この何度かの繰り返しで岩場をクリアー。そして北東へのびる尾根の分岐で一休み。見上げる先はまだまだ厳しい登りが続く。
二人の登山者が下ってきた。「いやあ、自転車ですか、大変ですねえ」と慰められた。さて頑張って登ろうか。このあともただひたすら薄暗い樹林帯を押して登る。
ようやくなだらかになった 標高約510m

ようやく、本当にようやく辿り着いたと言った感じだ。明るい雑木林となり落ち葉がふわふわと気持ちいい。しばし寝そべり一休み。至福のひとときだ。疲れも吹っ飛んだ。さあ、進もう!
そこからは、わずかの距離であったが、のんびりと乗れた。やっぱ自転車は乗るものだね(^^;;;
役ノ行者像
 「これは、越生出身で江戸吉原遊廓の副名主となった尾張屋三平が奉納したものだ。三平は男滝・女滝を男女和合の神と見立てて江戸に紹介し吉原の信仰を集めさせた。そして修験道の開祖である役ノ行者像を天狗滝上の大平山に安置したと言われている」(ガイドブックより)
 何ともいかめしい顔をした像に守られたお爺さん像は、のほほんとした表情だった。この山深いところまで昔の人は信仰のために登ってきたんだろうなあと感慨を覚えた。男女和合の神らしいが、いったいどんな人達が参りに来たのだろう?
622mのピークを眺める 標高約525m

 行者像のすぐ後ろが大平山のピークだろうか?ここは樹木が伐採され見晴らしが良かった。右手の山肌に林道らしきものが見える。あれが傘杉峠へ通じる見ただろうか?まだまだあるなあ…
ここより道はいったん下りとなる。
傘杉峠へ

 ピークには登らなくてすみそうだ。道は左回りにトラバース気味に登っていく。道幅は狭くところどころ写真のような岩が現れる。躰が左側の斜面側なので、ズリッと言ったら大変だ。かといって右に回って押していくのも危ないし、慎重にゆっくり登る。ここを登り切ると傘杉峠は右に折れる表示があった。まだ山道の登りだ。せっかくだから峠まで行こうかなあと逡巡したが、いったん622mピークに登るのはもうこりごりだ。左に下り奥武蔵グリーンラインの車道へ出よう。そこからあっと言う間の下りで車道だった。
奥武蔵グリーンライン 標高約560m

 丸太の階段を下ると林道に出た。しかし丸太の階段をMTBで下るって難しいねえ…このくらいの階段だったらスムーズに下れる用に腕をみがかなくっちゃね

 写真はこちらもどうぞ。重複写真が多いですが、でっかく見れます

その2へ続く 戻る