山菜ゲット 熊鷹山(663m) 2001年4月22日(日)晴れ
アカヤシオ
タラの芽採りに行こうかと妻を誘いアカヤシオ咲く熊鷹山へと向かった。最初は軽く林道歩きと思っていたが、ついつい根本経由中尾根コースと歩いてしまった。アカヤシオがちょうど見頃であった。
【行 程】 不死熊橋…石鴨林道…登山口……熊鷹山……根本神社…四つ辻…中尾根前…不死熊橋
1100 1250-1300 1350-1405 1510 1640
【地 図】 沢入(1/25,000図)
今の時期は山菜採りの時期ですね。昨年のこの時期、山菜のプロ?に師事してタラの芽採りオフに参加した。その時の収穫を思いだし、良し、あのあたりにも山菜があるかも知れないと妻を誘っていざ出陣となった。
今日は山に登るのは二の次、とういうことで遅めの出発となった。新緑のまぶしい狭い林道を快適に走り駐車場に到着。好天に誘われて沢山の車が駐車していた。このあたりは渓流釣りの人も多いようだ。
沢コースと分かれる不二熊橋から先の林道はゲートで車両通行止め。ここから熊鷹山登山口までタラの芽無いかなあとキョロキョロしながらのんびりと歩く。こんな道の近くはもう誰か採ってるよね等と話しながら歩いていると妻が「あっあった!!」と絶叫する(^^;
本日最初の収穫、ちょっと小さいがこの先取れる保証はない。大きなビニール袋にちょこんと第一号のタラの芽は収まった。又あるかもねと、皮の手袋をはめる。準備は万端、しかしなかなか次は現れない。木はあるんだがもう既に採られた後。「おっ、あれそうじゃない」と妻、こんな調子で少しずつ収穫していった。私はいっこうに見つけることができない。「もしかしたらあの辺にあるかも…」と沢の方に下ってみた。するとそこには可愛らしいニリンソウが群生していた。
それから林道の勾配が少しづつきつくなり疲れが見えだした。もうすぐ登山口についてもいいけどねえ等と話しながら歩いていると道の下の方に大きなタラの木、「残念、もう採られた後だよ〜」と妻に報告。未練惜しそうに辺りを見回すと「………あっ」なんともう少し下ったところに燦然と輝くタラの芽が待ち受けていた。やったね、その付近で更にゲット!! ビニール袋もだいぶ膨らんできました。そして程なく登山口に到着した。
さて、タラの芽もだいぶ採れたし、気分良く熊鷹山をめざそうと言うことになった。妻はあまり乗り気でないようだが、ちょっとで山頂だからとお昼を食べて登り始める。「お父さんのちょっとは、あてにならないもんね。いつもそれでだまされてるんだから」と見透かされている。ところどころアカヤシオが咲いている。久しぶりに歩いた妻はちょっと疲れ気味「足が痛い、頭が痛いぶつぶつ…」と言っているうちに、櫓の建つ熊鷹山山頂に到着した。そこそこの展望にお疲れモードの妻も少し機嫌が良くなってきた。
帰りはどちらにしようかと迷ったが、根本山の稜線には沢山のアカヤシオが見える。また林道を歩くのも面白く無いなあと、アカヤシオにつられて根本山経由で下ることに決定した。ここからは気持ちよい樹林帯の中の尾根歩き。妻も元気が出てきた。十ニ山、根本神社を経由して根本山には登らずにトラバースする道で四ツ辻をめざす。この道も結構つかれた。こんな事なら山頂経由にすれば良かったと一人悔やむ。
四ツ辻から中尾根コースを下る。ここはちょっと登山道から外れてアカヤシオがたくさん咲いていた。いやあ綺麗だねえと二人で感動する。途中タラの芽を少し見つけることができた。「おっ、これはコシアブラじゃない?」「う〜ん、違うような…」なんて感じでしばらく眺めていたが、どうも違うような感じがする。まだまだ修行が甘い。こんな時師匠がいればなあ…
下りが苦手な妻はちょっとへっぴり腰に歩いているが新緑やアカヤシオには満足のようだ。今度はどこに行こうか?と話しながらようやく不二熊橋に到着。駐車場にはもう3台しか残っていなかった。
さて、帰宅後タラの芽の天ぷらで一杯。至福のひとときである。
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