四阿山 2001年1月7日(日)晴のち曇り
国道144号線田代付近から望む夕焼けの四阿山6日は湯ノ丸山を終え、まずは暖まろうと「つつじの湯」で入浴、休憩。1000円とちょっと高いが冷えた身体にはありがたい。今日は車中泊だ。寒いだろうからばっちり暖まりおいしい食事をとって、ビールを飲んで…
しばらく休憩していたらうつらうつらしてしまった。「仮眠する人は仮眠所がありますよ、朝まで寝ても1,050円です」だって。ラッキー、寒い車中泊よさようならです。
【メンバー 】 単独
【行 程】 四阿高原ホテル…牧場…中尾根分岐…8合目……山頂……8合目…中尾根分岐…ホテル
0800 0835 1000 1115 1225-1245 1320 1350 1455
【地 図】 1/25,000図 四阿山、
朝、太陽が四阿山にあたり輝いている。車に置いていたポリボトルのお茶は凍っていた。10Lの水も半分くらい凍っていた。いやあ寒かったんだなあ…
鳥居峠から、四阿高原へと車を走らせる。スタッドレスは今日も快調だ。湯ノ丸山方面に朝日が当たり幻想的な感じだ。しかし今日は寒い!!
さて登山開始だ。四阿山は昨年2月、鳥居峠から的岩経由で挑戦したが、湿った雪が重く2,040mの東屋の建つピークで時間切れ敗退となったところである。今日はその雪辱戦だ。
高原ホテル前から登り始める。最初は林道沿いに登りやがて牧場となる。単独行らしいトレースが続いている。牧場から眺める山頂方面はかなり遠い。振り返ると北アルプス方面の展望が素晴らしい。名のある山はほとんど見えているんであろうが、これほど沢山見えるとどこがどこやら…
牧場の柵沿いを延々と登る。ここは緩い登りだが以外と長い。そして少しずつ勾配がきつくなり中尾根への分岐となる。このあたり、浅間山の眺めも雄大だ。単独行氏は右のコースをとっている。中尾根経由も魅力的だが、トレースがないんでは大変だろうと同じく右のコースとする。
8合目まではダケカンバの樹林帯、ときどき隠れた笹藪にズボっと埋まりながら登る。このあたり先行する単独行氏もかなり苦労したような形跡が見える。しかし代わってやりたくてもその姿は全く見当たらない。かなり早く登ったんだろうな…
8合目あたりからは岩混じりのだだっ広いところとなる。こうなるとスノーシューは邪魔になるが、ところどころ深くなるので我慢して歩く。積雪は少ないが、ガスったら迷子になりそうなところだ。GPSでチェックポイントを登録しながら登る。そして根子岳への分岐に到着。ここから山頂までは、トドマツの木々が雪をかぶって壮観な景色が広がる。山頂手前で下ってくる単独行氏とようやく遭遇、「いやあ、今日は誰にも会えないかと思った。人に出会えると嬉しくなりますね」等と話を交わしわずかで山頂着。
山頂からはもちろん大展望。あいにく真っ青な青空とは行かなかったが、雄大な眺めに感動である。眼前の浅間山は、結構なガスを噴出させている。噴煙がたなびいて山肌を這うように流れている。これじゃあ登山禁止もやむを得ないなと思いました。風を避けて一休みし、妻に無事登頂の連絡を入れる。「いやあ、凄い眺めだよ〜」
さて下山、根子岳への分岐に到着。本当は今日はここから根子岳迄行って中尾根から高原ホテルまで戻るコースを考えていたんですが、登りで意外と時間かかったのでそれはパスとする。雄大な北アルプスの山並みを眺めながら2時間ちょっとで無事下山できました。今度は根子岳に登りたいなあ
GPSはまだ使い慣れてないので使用感を述べることはできませんが、強力な武器になることは確かなようです。