一ノ倉岳から望む谷川岳山頂
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気持ちよい笹原を登り切るとそこは一ノ倉岳。万太郎山や谷川岳方面の展望が広がる。中芝新道では全く人に会わず静かと言うより寂しいくらいであったが、ようやくこの山頂で二人に会う。トマノ耳方面を眺めると沢山の人影が見える。今日も谷川岳は賑やかだ。
山頂から一旦大きく下り、登り返せばオキノ耳だ。途中「ノゾキ」から一ノ倉沢を覗く。吸い込まれそうな高度感だ。
山頂から下りはじめてすぐのところから眺める景観が素晴らしい。右手は穏やかな笹原の斜面。谷川岳と言ったら険しいイメージがつきまとうが、稜線から眺める緑の斜面は心休まる気持ちよい景色だ。しかし左に目を転じれば、やはり厳しい谷川岳。全く非対称の山容に驚きだ。この非対称の山容を書こうと腰を落ち着け第2作にとりかかる。
手前の道を登りつめたところがオキノ耳、そして奥のピークがトマノ耳です。ちょっと肩の小屋も顔を覗かせています。左手の荒々しい岩稜はスケッチしている内にぐちゃぐちゃとなんだか分からなくなり怖〜い雰囲気がうまく出せなかった。2B鉛筆で下書き、水彩色鉛筆で色を付け筆で仕上げ、15分ほどかかりました。