谷川連峰 堅炭尾根から望む武能岳
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初めてのスケッチ山行、どこにしようか?簡単に行けて絵になりそうなところといったらやはり群馬を代表する谷川岳。
}まだ雪はないだろうと初めてのコース「芝倉沢出合いから中芝新道経由」とした。ここは直接一ノ倉岳をめざすコースだが、あまり人気がないようだ。しかし静かな谷川岳を堪能するにはもってこいのコースである。沢を過ぎて岩峰を巻きながら登ると尾根に出る。そこは遮るものもない素晴らしい展望が…東に見える武能岳が太陽に輝いている。
岩の上に腰掛けて早速スケッチ開始。初めての作品となる記念すべきスケッチである。実は芝倉沢に取り付いたとき爽やかな沢の流れと岩肌、斜面を彩る紅葉を書こうと鉛筆をとったがごちゃごちゃとなってしまい、とても絵といえるものにならなかったのである。登るにつれ姿を変える武能岳、この堅炭尾根からの景観が一番素晴らしかったように思う。でもその素晴らしさを伝えるにはまだまだ非力であるが第一作として恥ずかしながら公開する次第です。太陽が山肌にあたり緑の笹が輝き、時期遅れの草紅葉や雲の陰が彩りを添える。その雰囲気や山の奥行きがうまく伝えられないことにもどかしさを感じる。
2B鉛筆で下書きし、水彩色鉛筆で色を付け筆で仕上げ。しかし色鉛筆では絵の具を混ぜるように思った色が出ない。どうしたらいいのか分からない。
スケッチもなかなか奥が深そうだ。