湯ノ丸山に咲く花
(2001.6.23)

ツツジ平に咲き誇るレンゲツツジ

まるで山肌が火に包まれているように広がるたくさんのレンゲツツジ。あちこちから「凄いねえ、綺麗ねえ」と
感動の声が聞こえます。そんな湯ノ丸山ですが、ほかにも沢山の花々を見ることができました。


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2001年6月23日 快晴
酒呑童子&ひろ
湯ノ丸山 レンゲツツジ満開!!
地蔵峠…ツツジ平……南峰…………北峰…南峰…烏帽子岳への鞍部…キャンプ場…地蔵峠
 0855         1035-1055  1110-1155     1250          1330    1355


先週は赤城山のレンゲツツジ、見事に空振りに終わった。このまま見れなくシーズンが終わるかと思うと何となく心残りである。よし!!湯ノ丸に行こう。天気は大丈夫のようだ。花も今が見頃らしい。

先週に引き続きだから一緒に行ってくれるか不安だったが、快く「はい」と言ってくれた。

地蔵峠手前のヘアピンカーブあたりでは牛がのどかに過ごしている。そしてレンゲツツジが所狭しと咲いている!!
やったね、きょうは先週のようなことはなさそうだ。

地蔵峠の駐車場はもう満車状態。どうにか隙間を見つけて駐車。スキー場を見るとぞろぞろと登山者の列が続いている。いやあ、さすがツツジの名所だ。赤城に負けず劣らずだなあ…

早速スキー場を登る。以外と疲れるんだよねこれが…リフト終点あたりで小鳥が鳴いていた。今日は双眼鏡も持ってきたのだ。早速バードウオッチング…う〜ん、あれはモズだな。その後もウグイスや名前の分からない取りを結構楽しむことができた。

そして登山道は平坦となる。賑やかな声が聞こえだしたなと牧場の方を見ると沢山の人が歓声を上げている。
「おおおおおおお〜っ、なんというツツジの群落!!」妻と感動の声を上げる。山肌がピンク色に染まっているとはこのようなことを言うのだろう。凄い…あちこちで記念撮影が行われている。レンゲツツジも結構色合いが色々あるんですねえ。

登山道を歩いてもいいんだが、牧場の中もずっと歩けるようだ。ツツジの群落をかき分けながら進む。少しずつ登りにかかると、今度はイワカガミやツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、スズランその他の花が続々と出てくる。高山植物はあまり見たことのない妻はもう感動の嵐は吹き荒れる。カメラ持ってくれば良かったねとしきりに悔しがる。そういえば一眼レフを車に置いてきたのだ。失敗したなあ。

登りが急になりぼちぼち登山道に戻ろうと思ったが、鉄条網があって戻れない。もう少し上まで行けば大丈夫だろうと先に進む。このあたりはもう道が不明確だ。しかし迷うことはない。すぐ横に正規の登山道が見えているし、上からも降りてくる人がいる。鉄条網の切れたところから登山道に出る。石のゴロゴロした歩きにくい道をぞろぞろと団体さんが登ってくる。

そしてわずかで広〜い南峰に到着。いるいる、わんさかと登山者が…
こんなにいたんじゃあのんびりできないのでちょっと北峰よりの岩場で一休み。そして北峰をめざす。なだらかで気持ちよいところだ。モズが木のてっぺんで鳴いているのが見えた。稜線はイワカガミが所狭しと咲いている。凄いなあ…

北峰北峰に到着。こちらが少しは人は少ないようだ。写真を撮ってもらい隅の岩に腰掛けて昼御飯とする。展望はいまいちであった。しかし雲の動きは早い、あの辺が北アルプスなんだけどと教えていたら、なんと槍が岳が顔を出した。ラッキーっ、ほらほら、あれが槍が岳だよ〜と得意げに妻に教える。

帰りは烏帽子岳に行こうかと思っていたが、ここでぐっと我慢した。妻の言うには「ついでのひとつがいつも余分なんだよね、この前の鼻曲山のように…」なんだそうだ。確かにその通りである。日頃あまり歩かない妻や子を、一つも歩いてる自分と同様に歩けるだろうなんて甘い考えで歩くととんでもないことになる。先日の鼻曲山の二の舞はもうこりごりだ。今日はおとなしく湯ノ丸山だけにしておこう(^_^;)

さて、槍が岳も見たし、花も充分堪能したし下山としよう。烏帽子はやめたがピストンでは面白くない。それでキャンプ場経由で降りることにする。いったん烏帽子との分岐まで下る。ここは結構急である。下りの苦手な妻はゆっくり下る。思えば今年の冬にここをラッセルして登ったなあ…いやあ、あのときはつらかった。妻に話すと、良くこんな所雪のあるのに登るねえ、信じられない…との感想であった。

のんびり下っているといろいろと花を見つけることができた。スズランやハクサンチドリ、それにもちろんレンゲツツジもありました。ツルニンジンだったけ、それもありました。

分岐からはカラマツやシラカンバ、そしてレンゲツツジの色が程良くマッチングして楽しく歩くことができた。

キャンプ場の近くにある湿原は木道で歩けるようになっている。本当はいろいろな花が咲くらしいが、今日は何も咲いていなかった。ワラビがたくさんあったが、看板に植物採取禁止とあったので、涙をのんで(^_^;)採取を諦めた。後ろを見ると二人連れが木道から降りてせっせとワラビを採っている。あの二人には看板が見えなかったんだろうか、それともワラビくらいと思っているんだろうか?

まあ、人は人、わが輩達はルールを守って生きていこう!!

そしてわずかで地蔵峠に到着。鹿沢方面への道路は混んでて全く車は動かない。凄い混雑だ。まあ、急ぐ必要もないので売店で特性のアイスクリームを買って食べた。これがおいしかった。
まだまだ動きそうにないので反対向きの軽井沢方面に出て帰ることにした。

今日は妻は大満足だったようだ。この分ならまたどこか一緒に歩けそうだ\(^o^)/

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