さほろ岳
標高1,059m

スキー場からサホロ岳頂上を望む
 家族連れが登ってきた。小学生の坊やがMTBに非常に興味があるらしい。どっから来たのか、転ばないのか?どうやって下るの?となかなかMTBから離れない。ちょっと乗ってみる?と誘ったが遠慮していた。じゃあ、「ヘルメットかぶってみる?」「いい…」といいながらもしきりにMTBを触っていた。

 この子は大きくなったらMTBで山に来るようになるかもしれないな(^^;
 大きな岩のある山頂からは素晴らしい360度の展望だ。ぐるっと一回り展望写真を撮る。下りの尾根はあちらだな、なかなか面白そうな尾根が続いている。あの登り返しはちょっとしんどそうだなあ…

 旭川から来たという単独の男性がいた。日高の山の話や、大雪山の話を聞かせてもらった。あの白い山は日高の??かなあ…と2人で眺めた。
山頂から十勝岳方面を望む

 さて展望も満喫したし下ろうか?
最初はちょっと急な下りだった。所々石が出ており、おっとっとと言う場面もあったが転ぶこともなく乗って下れた。
いくつかの上り下りで少しづつ標高を下げる。道幅は30cmも無いので慎重に下る。快適だ!ぐんぐんと下る。そして一気に坂を上る。頑張れ!あのピークまで足を着かないで乗って登ろうと頑張る。しかし力つきて着地、再度挑戦。今度はハンドルを取られ道をはみ出しそうになり着地(^^; なかなか楽しい!
標高950m、桜山
この登りはさすがに無理だった。途中中年の夫婦ずれに会った。なかなか髭の格好いいおじさんだった。「いやあ、自転車だったんですか?凄いねえ。山で出会ったのは初めてです。」と凄く感激していた。 
北海道ではMTBで山に登るなんて人は少ないのだろうか?

 おばさんが言った。「凄い勢いで下ってきてるのが見えたんでマラソンしてるのかと思った。時々きらっと光るので何かなあって思ってました。まさか自転車だとは想像も付かなかった。いやあ、いいですねえ!」と 

 自転車で山道を走ると「危ない、自然を痛める…」などという人もいるようだが、今日出会った人々は非常に好意的で興味を持ってくれた。
 もちろんこれに甘えることなく、安全には最大の注意をはかります。そして自然に優しく急ブレーキやタイヤをロックさせることや、ドリフトはさけるようにしたいと思います。それと登山道以外のところは走らないようにしま〜す。
838mピークへの登り 山頂を振り返る さあ、もう少しでピークだ
 桜山からまた急な下りが続くが乗って下ることができた。サドルを低くして、スピードを落とす。ゆっくりゆっくりと進む。タイヤをロックさせないようにするのが、こつのようだ。以前おやじ組のnobuさん達と秩父の山を走ったときに教えてもらったテクニックが役に立った。焦らずゆっくり腰を落として下りましょう。
 838mのピークを過ぎると、また登ったり下ったりの道が続く。もう登ってくる人も見かけないので安心して下る。このあたり道幅はますます狭くなった。左は結構急な坂、下には国道が見え始めた。転ぶとやばい。結構転げそう、慎重に下ろう…

 山頂で出会ったあの坊やに追いつくかなと思ったが、とうとう追いつかなかった。MTBで下りは早いが、やはりこれだけアップダウンがあるとそんなに時間短縮にはならないようだ。割と平坦な道となり、そして最後は一気に下って(ここは押して下った)狩勝峠に到着。
 狩勝峠からは国道を下った。大型自動車におびえながらの下りかなあと心配していたが、幸い交通量は少なく一安心。殆どペダルを漕ぐことなく下る事ができた。
キャンプ場にて

北海道は雪が来たらもうMTBは来年の雪解けまでお蔵入り…
その前にもう一度くらい山を走りたい。
さて、今度はどこを走ろうか?

戻る