茨城、福島県境の山 1998年5月9日(土)晴れ
いやあ、天候やメンバーに恵まれ、そして沢山の山菜に恵まれ最高に美味しいオフでした。それに藪こぎまで楽しませてもらいました。
山菜を愛する人々17人
道路端……登山口…タラノキの山…藪漕ぎ…山頂手前の広場…山頂…広場…分岐…道路端
9時半頃 10時頃 12時頃〜15時頃 16時頃
前日まではちょっと心配な空模様。しかしそんなものみんなの気力で追っ払い山菜日和。待ち合わせの里美道の駅で自己紹介の後、早速G師匠ご持参の山菜を教材に予習開始。わいわいがやがやと賑やかだ。Sさんの今日の予定の説明にも気もそぞろ、早くも心は山に飛んでいる。Sさんの奥さんの運転する車(リズミカルな運転に皆さん付いてくるのも苦労していた様な…)を先頭に新緑の山道に分け入る。登山口に荷物をデポし下山予定地まで行き路側に駐車。さあ、元気に出発です。
登山口までの林道歩き、「あ、ウドだ。タラノメだ、ニリンソウだ。etc…」と隊列も乱れ気味。そしてようやく登山口、T杉さんはじめ天ぷらセットなど大きな荷物の人、お疲れさまです。あれっ、Hさんのザックには大根がぶら下がってるぞ。所々見かけるタラノキはもうばっちり成長している。でもこれ位ならまだ食べれそう、このワラビちょっとやせてるけどまあいいか、えっ、これがウド、知らなかったあ、おう、ハリギリだ。もう無理だな、棘が痛そう。小鳥の声も賑やかだが、今日は山菜に専念するぞ〜。我が息子も初めてのタラノメに藪のなか果敢に挑戦する。
そしてタラノキの山(これって本当の名?)、Sさんが藪に突入し奮闘している。いやあ、本当にたくさんあるなあ。でもちょっと時期遅れ。でもまずまずの収穫に満足。しかしこれからが大変だった。まさかの藪こぎだあ。(ダニ大丈夫かなあ)先頭は誰か分からないが、道を切り開いていただきましてありがとうございました。
途中の湿った場所でウワバミソウの収穫、そしてモミジガサ、ハナイカダ、トリアシショウマ等々…教えてもらったから分かりましたが1人ではちょっと不安ですね。
さあ、大収穫、天ぷらが待ってるぞ!!とチゴユリ、ユキザサ咲く雑木林を歩くみんなの足が何故か軽くなったように見えるのは気のせいか…
雑木林を抜けるとワラビのある開けたひろっぱに到着。着いたあ…でも山頂はもうちょっと上ですよ。と荷物置いて山頂をめざす。でっかい電波塔、頬杖ついた格好の石仏のある山頂からの展望はまずまずだ。しかし茨城の山は全く見当つかない。海はどっち?日光はどっち?、あれが男体山だよと教えてもらう。
そして広場に戻り待望の山菜料理、天ぷらだ、お浸しだと俄然活気みなぎる光景が出現した。Tさん、酒呑童子一家の群馬県勢は暫し呆然…でも食べるのは任せてねと舌づつみ。今日もしも収穫がなかったらとGさんが持ってきてくれた山菜が飛ぶように売れていく。ウドは丸かじり、ちょっと癖があるが新鮮そのもの。みんなのザックからはどこに入ってたの?と思う位次々にビールや、海の幸(さより)、ミカンの砂糖煮?拳骨ドーナッツ?、ワカメの茎の味噌漬け、キュウリにミョウガ、ゆで卵、グレープフルーツ、リンゴ、蒟蒻ゼリー、そしてドイツのなんとかワイン…
もう食べきれないよう…
ひとしきり食べて満足、幾つかの輪が出来て色々な話に花が咲く。Sさんモデルのパンフ、格好いいなあ…今度袈裟丸行こうよ、赤城のツツジもいいよ、来週行こうか?…
ちょっと肌寒くなってきた頃名残惜しく下山開始、帰路はHさんに先導され別コースで下山する。こちらも雑木林も道がちょっと不明瞭、Hさん、いつもの調子でスイスイと歩く。おっと、後ろのほうちょっと見え無くなっちゃったぞ、大丈夫かなあ…そして雑木林や杉林を抜けて林道にでる。なんか後ろの方でアクシデントがあったような…まあ、大丈夫だろうと言うことで車に到着。
アクシデントも無事解決し、最後は輪になって感想を述べ今度はネマガリオフ?また参加したいなあと思いつつ帰路についた。茨城の山って初めてでしたが、山菜も多く、藪もあり、そして何よりも皆さん、楽しくて賑やか…とっても楽しいオフをありがとうございました。
いかんせん、山菜は素人、それに茨城は初めて、食べることに夢中で山菜の名前もいまいち不安…こんなんで大丈夫?と心配で心配で大洗の海岸で悩んでました。なお、山名は「来年、この報告のせいで山菜マニアが押し掛けタラノキが全滅したらやばいなあ」と割愛しました。興味ある人は県境の山を歩いてみて下さいな