ワタスゲが綺麗でした 6月18日(木) 晴れ
鳩待峠…アヤメ平…富士見小屋…見晴十字路…東電小屋…牛首…山の鼻…鳩待峠
0445 0730 0745 0915 1035 1155 1255 1345
アヤメ平から尾瀬ヶ原を歩いてきました。平日の尾瀬は噂される喧噪とは別世界。木道でじっくり三脚を構えることもできました
いやあ、こんなに静かな尾瀬は久しぶりです。見晴十字路迄は10人も出会いませんでした。横田代では思いっきりゆっくり朝飯、そして撮影。チングルマはぼちぼち絹毛になってました。ワタスゲが逆光に銀の縁取りで綺麗でした。早朝の露を付けたピンクのイワカガミも素敵でした。
アヤメ平では思いっきり燧ケ岳や至仏山を望みました。山頂付近ももう雪は全く見られませんでした。復元作業で所々痛々しい光景ですが、着実に復元しているようです。タテヤマリンドウが綺麗でした。マクロで思いっきり撮影。出来上がりが楽しみです。
富士見平のトイレではそこら中ブワ〜ンと飛び回る小さなムシに息も詰まる感じで小用を足しました。結構気色悪かったです。
そして長〜い見晴らしへの道、ブナの緑が素敵です。サンカヨウはもう実が生っています。他の花はあまり見かけませんでした。
そして見晴らし…何とか小屋のオンパレード。凄いもんですね。山って感じは全くしません。周りはレンゲツツジで真っ赤っか。ここから東電小屋をめざす。白いレースをまとったミツガシワはもう寿命つきる頃みたい、ハクサンチドリも綺麗でした。
東電小屋では缶ビール大600円、小500円、誰が見たって割高です。でも飲みたい…持ってきたのはすでに腹の中、予想が外れて思いっきりいい天気。まさにビール日和…思い切って(^^;割安の大にしました。
牛首までは単調な木道、花も少ない。ここらあたりで人がちょっと増えてきた。中学生集団がトレーニングウエアーで歩いている。まあ、これくらいの人数なら全然問題ない。白樺にカッコウが格好良く止まって鳴いている
牛首あたりは池糖、ワタスゲ、ナガバノモウセンゴケが素敵だ。所々ヒメウギアヤメも彩りを添えてくれる。池糖に浮かぶオゼコウホネやヒツジグサの花も数は少なかったが良かったなあ
で、山の鼻着、そろそろ足が痛くなってきた。最後の登りで頑張って鳩待峠着、駐車場ではおっちゃんが2000円と手をさしのべる。高すぎるんでないの?と心の中で思いながら、まあ、尾瀬の自然を守るためにはしょうがないかと領収書を受け取る。
その他出会った花や鳥は
ヒメシャクナゲ、水芭蕉(たったの一株)エンレイソウ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、スミレ、ウラジロヨウラク、ギンリョウソウ、オオルリ、ヒバリ、ビンズイ?、ウグイス、センダイムシクイ?アカゲラ、コゲラ
等でした。
お目当てのニッコウキスゲはまだ早かったようです。それに花の端境期なのか意外と種類や数が少なかったなあと感じました。一番気に入ったのは逆光に輝くワタスゲ。残念なのは、至仏山の入山禁止。6月末迄とのことですが遠くから見る限りでは雪は全く見られず、残雪時期の登山道を踏み外し貴重な高山植物を踏み荒らす為という理由は今年に限っては無いのではと思いました。花の一番綺麗な時期に歩けないっていうのはちょっと残念ですね。後生に貴重な自然を残すってのは理解できますが、臨機応変に対応して欲しいものです。
それに駐車場の2000円はやはり高いですね(ビールが高いのはしょうがないですよね、あのボッカさんをみたらもう少し高くっても良いんじゃないかと思いました)
分不相応な駐車場の収益は尾瀬の自然を守るためにどのくらい使われているんでしょうね?