西上州 小沢岳(1,089m) 99年11月28日(日)晴れ
麓から望む西上州のマッターホルンと呼ばれる小沢岳。展望は抜群
西上州の山を見るならここ、いつも下仁田を通るとき気になっていた山を遂に歩いてきました。
椚峠のちょっと下まで車で入れたので意外とあっさり山頂に到着。展望がよいとのうたい文句に偽りはなかったが、何とも簡単で物足りない歩きだった。行 程 八倉峠への分岐ちょっと下の広場……椚峠…小沢岳……登山口
1300 1310 1345-1500 1535
地 図 西上州・妙義(昭文社エアリアマップ15 1/20,000図
参 考 群馬の山歩き130選 上毛新聞社
ずっと樹林帯
磐戸橋から椚峠をめざそうと車で入ったが、途中で行き止まりとなる。登山口を探すが分からない。諦めて跡倉の信号まで戻り七久保橋を過ぎて大きくカーブするところから沢添いの林道に入る。
先日下見に来たときは大きく崩れた道で通れなかったが、最近整備したようだ。八倉峠分岐のちょっとしたに停める。三台ほど泊まっていた。今から登るんですかとの声に見送られ歩き始める。荒れた林道を数分歩くと椚峠に出る。ここから歩いていけば磐戸橋までいけるらしいが、はたして道は残っているのであろうか?林道から分かれ指導標に従い尾根歩きとなる。左右とも杉の植林地だが、右はまだ植林して日が浅いため浅間山方面の見晴らしがよい。しかしこれも束の間、殆ど展望が無くなり何度か上り下りを繰り返し徐々に高度を上げる。そして最後に一気に登りわずかに下って登り返すとあっけなく山頂に到着。ここでようやく展望が開ける。
山頂
あまりにもあっけない登りだった。山頂にはマウンテンバイクの三人組がくつろいでいた。あっけないとはいえ良く登ってきたなあと感心する。
この山は歩きを楽しむと言うより、この展望だけが取り柄のようだ。竹竿に付けられた鯉のぼりがはためいている。そして静かに大日如来像がたたずんでいた。ワインとビールで一人静かに素晴らしい展望に乾杯する。
素晴らしい展望
どっちを向いても山ばっかりだ。このあたりのどこからも眺められる浅間山はもちろん、赤城、榛名、妙義の上毛三山、そして四つ又山から鹿岳、立岩…おおっとあれは八が岳連峰のようだなあ。東の方に見える格好いい山は稲含山かなあ。今度登ってみるかな
誰もいなくなった山頂
三人組が自転車に乗って颯爽と下山していった。さあ、描くかな。最近絵を描くのが楽しい。数をこなせば少しはうまくなってくるだろうと鉛筆を走らせる。しかし、あまりにも多い山々にどう描いていいのか分からない。幾重にも重なった山並み、遠近感や重みがなかなか表現できない。まあ、浅間山だけでもそれらしく描こうとホットワインを飲みながら描いてたら一時間以上ものんびりしてしまった。さあ、下山しようっと。