好展望の西上州最奥の山 茂来山 (1,717m)

2001年10月20日(土)晴れ


茂来山頂上から眺める八ヶ岳

 西上州の地図にすれすれで記載されている。
佐久の金字塔(ピラミッド)といわれる茂来山は、地味だが展望はすこぶる良いらしい。


行程   霧久保橋P…登山口……トチノキ………分岐…茂来山頂上
       0910 →   0930  0955-1015   1050→   1058
       1320 ←                 1220-1200 ←1153
メンバー 単独
地図   昭文社エアリアマップ 西上州・妙義 1/60,000図


国道254号線経由で下仁田、佐久を経由して141号線に入る。
そして299号線へと進み平川原から霧久保沢沿いの林道へとはいる。平川原で一回道を間違えた。
しかしナビゲーターは便利だ。頭を使わずに楽々登山道まで案内してくれる
この林道、採石場?がありダンプの通行が多いので要注意だ
採石場方向と別れ、左に曲がるとわずかで駐車場

駐車場には3台停まっていた
中高年のグループが準備体操をやっていた
さあ、登ろうか

クマ注意 登山口でいきなり、左の写真の看板に出くわした。
危険ですので入山をしないでください」とある。
子連れの熊は凶暴だし、今の時期は冬眠前で餌を蓄えつつあるだろう。
怖い!!
どうしよう…
思案する
駐車場には数台の車もあったし、後からも先ほど体操していた
中高年Gも登ってくるようだし、鈴もあるからと登ることにした。
もう時間も遅いし熊さんも朝ご飯は終わっただろう(^_^;)

右手には気持ちよさそうな川が流れている
しばらく行くと林道終点
ここが登山口らしい
紅葉
紅葉はまずまずでした

小さな沢をわたり薄暗い檜の道
それもわずかで明るい雑木林となる
やがて右手に寄り道したところに巨木があった

     森の巨人達 100選    
トチノキ


樹高 22m、幹周531cm
樹齢推定250才


でっかいなあ
しばし休憩。巨木のエネルギーを分けてもらう
これからシダの多い道をジグザグに登る
画像の上にマウスをどうぞ
木の大きさがわかりますよ
巨木
峠までもう一息 カツラやトチノキの大木が多い
炭焼釜も見ることができた

ジグザグの道が終わると
広葉樹林の厳しい直登状態となる
石の多い急登
いやあ、歩きにくい。時々道も不鮮明になる
しかし迷うほどでもない
このあたりまでの追って来ると紅葉はもう遅いようだ
数人のグループが綺麗ねえと
ダケカンバの紅葉に感動していた

稜線の分岐に到着
風が心地よい
ここから数分で頂上だ
360度の展望
ちょっと金峰山方面は石の上に登って
首を伸ばさないと見えないが…
八ケ岳、南アルプス、北アルプス
槍が岳だあ
もちろん西上州の山々もバッチリ
               

浩宮様も登ってきたそうだ
この展望に
大満足したことでしょうね
頂上には3人ほどいた。そしてまた4人ほど登ってきた。
30年ぶりくらいに山登りをしたというおじさん
谷川岳にロープウエイがなかった頃の話を聞かせてもらった
この大展望に「いやあ、山はやっぱり良いねえ」…同感です。これからも山を楽しんで下さいね
ハーモニカを吹くには狭い頂上は込み合っている。ここじゃあちょっと恥ずかしい(^_^;)

少し東へ下ると広場がある。登山ノートがあったので記帳した
こちらから四方原山へと続く道があった。ちょっと荒れているようだ
歩く人は少ないのかなあ
さて下ろう
今日はピストンだ

空を見上げる 稜線の分岐まで戻る
少し真木原登山口方面へ歩いてみる
青空が気持ちいい
広っぱに寝ころんで空を見る
じっとしているとコガラがすぐそばの枝まで近寄ってくる
おっ、エナガもいるぞ!
しばし目を閉じて風の音を聞く
さわやかな気分

急坂の下りは歩きにくい
2度ほど転んでしまった。でも落ち葉のクッションでそれほど痛くもない。
木漏れ日
木の葉が輝いて見える
登るときはただひたすら展望のない道で、面白くない山だなあって思ったけれど、
こんな景色をゆとりを持ってのんびり眺められるのは、やはり低山歩きの魅力だ


最初、クマに注意の看板にビビったが、無事下山することができた
ガイドブックの通り、登りはほとんど展望はなく、コースもひたすら登るだけ。やはり地味な山だった(^_^;)
しかし地味な山でも、山頂からの展望は素晴らしいです
今日は地味な山が木々は色つき、最高におしゃれをした一日だった
やはりこの山、歩くなら紅葉時期が良さそうだ