上越 子持山(1,296m)
1999年2月7日(土)晴

柳木ガ峯への尾根から見た獅子岩
柳木ガ峯への尾根から見た獅子岩

歩行時間  約5時間50分(休憩含む)
行  程    5号橋登山口…獅子岩………子持山…柳木ガ峯…十二…浅間山…5号橋
        0945      1115-1140  1230-1410  14520      1500-1510 1550
地  図    (昭文社エアリアマップ20  1:50,000)


17号から望む子持山低山ながら一等三角点のある子持山。国道17号線から見ると登行欲をそそる山である。周囲の山々に雪が降る頃が素晴らしいとのことで獅子岩からの展望を楽しみに歩いてきました。渋川から子持村に入り積雪した神社の脇をゆっくり車を走らせる。一人の男性が黙々と歩いている。子持山に行くんであろうか?1号橋、2号橋と進むにつれ雪が多くなってきた。で、案内板のある5号橋手前の広場に車を止め歩き始める。見上げれば獅子岩らしいものが青空に浮かんで見える。5号橋手前の広場

歩き始めると小鳥の声が賑やかである。双眼鏡を忘れたことに気づき取りに戻る。さっそく岩陰からミソサザイが挨拶に訪れる。わずかで道が二手に分かれるが熟達者コースと書かれた方を登る。こちらの方が尾根沿いであり、沢歩きよりは展望が良さそうである。

展望のない杉林が雑木林に変わり尾根歩きになると木々の間からわずかながら展望が良くなる。そして稜線にでて急登を登ればでっかい鉄塔に到着。獅子岩への途中から望む武尊方面白く冠雪した山は上州武尊であろうか?ここから見る獅子岩は圧倒的でもある。ここからいったん下り10cmほどの積雪の中を進むと7号橋からの道と合流する。そしていよいよ獅子岩への急な登りを木の根っこに捕まりながら登ると展望の良い獅子岩に到着。太い鎖を頼りに岩の上に登る。端っこの方によると足がすくんでしまう。眼下には登ってきた稜線と下山に使う浅間山方面の稜線が気持ちよい。
しばらく展望と無線を楽しむ。家で待つ妻や地元吾妻の7L3GTB他各局と交信することができた。

さあ、子持山はまだ先だ。鎖を慎重に下りそして更に急坂を下る。ここは雪も多く、下は凍結しておりちょっと緊張した。しかしアイゼンを出すほどでもない。柳ケ峰への稜線上から振り返れば獅子岩が見事な景観だ。

くだりのコース獅子岩上部

登ってきた尾根筋

やった〜山頂だっと思ったらまだ先が続いている。ちょっとがっかり…気を取り直して進む笹のある尾根から岩場の尾根を経てようやっと樹林に囲まれた山頂に到着した。木々の伐採された間からは赤城、榛名、皇海山、日光白根山、浅間山、湯ノ丸などの展望が広がる。赤城の麓に広がる畑模様が見応えがあった。ここでも数局と交信していると単独行の女性が登ってきた。山慣れているのか非常に身軽な格子持山山頂好である。聞いてみる徒事もとの人出よく登ってるらしい。交信を聞いていて「アナウンサーですか?それとも学校の先生?仕事」だって…

どこからそんな印象を持たれたのか不思議である。マイクでしゃべる流暢な言葉がそう思わせたんであろうか?しばし世間話を楽しむ。寒くなってきたのでワインを飲む。最近ワインを持参して嗜むのが癖になったようだ。さあ、そろそろ下山するかと腰を上げる。小峠方面への下山路も踏み後があったが、今日は浅間山の方へ下る。いったん柳ガ峰迄戻り、そこから十二と呼ばれる鞍部を経て浅間山への登り、こちらは歩く人も少ないの可愛い表情の石祠か踏み後も少なかった。

途中にんげんのような雰囲気を持った石祠が微笑ましい。ここらあたりは気持ちよい雑木林が続き展望のない尾根の続きのような浅間山(センゲンサン)に到着。浅間山(アサマヤマ)方面だけ木々の間から展望が開けている。浅間山から浅間山を眺める。なんか変な感じ…

風も強く時間も押し迫ってきたので急いで下る。急な下りでわずかで登山口についた。天気が良かったせいか登るときには真っ白だった路面の積雪も全くなくなっていた