カモシカ平はニッコウキスゲ満開   2000年7月29日(土)晴れ時々ガス

カモシカ平のニッコウキスゲ
【山  名】 上信越 高沢山(1,906m)
【メンバー 】  単独
【行  程】  野反湖ロッジ…三峰山…カモシカ平…高沢山…エビ山………キャンプ場…ロッジ
        1200       1300  1330-1410  1430   1500-1515          1515
【地  図】 志賀高原・草津(1/60,000図  昭文社エアリアマップ 13) 


野反湖ロッジ フーロ キャンプ場
 爽やかな山上湖である野反湖は周囲12km上信越高原国立公園の特別区に指定されており、湖を取り巻く山々には、レンゲツツジやニッコウキスゲ等、高山植物300種が咲き誇るらしい。今回はニッコウキスゲを求めての山歩きだ。
また野反湖にはコイやフナ、マスがいるそうで釣り客も多い。キャンプ場やロッジに泊まってのんびり過ごすのも面白そうだ。

延々と観光バスのあとを着いて走ったため、到着が昼頃となってしまった。山の頂上はガスがかかりあまり良い天気ではない。このあたりは気象の変化が激しく、やはり朝早い方が良さそうだ。

ロッジと駐車場の間からバンガローの間を登る。早速ニッコウキスゲが待ち受けてくれたが、少し時期が遅いのかちょっとくたびれている。
緩やかだが長い登りをゆっくり登る。暑くてゆっくりでないと登れないのだ (^^; しかし今日は荷物も軽く明日は白砂山に登る予定だから時間的にはのんびり出来る。余裕の山歩きだ。針葉樹林のなかをあえぎながら登る。振り返れば野反湖が見える。

約1時間で
展望のない三壁山に到着。ガスで何も見えない。6人ほどが休憩していた。ここでアンパンの昼食。6人組はキャンプ場に向け下っていったが、「おお〜い、ビデオ、ビデオ!!」最初の人が忘れ物をしていたので最後の人が叫んでいた。皆さん山では忘れ物をしないようにしましょうね。降りて気づいたらまた登る気力が…

これから起伏の少ない道で高沢山手前の鞍部に到着。カモシカ平への分岐だ。天気悪いからどうしようかなあと迷ったが、今日の最大の目的はカモシカ平。頑張ってぐんぐん下る。途中カラマツソウ?やピンクの花、そしてお目当てのニッコウキスゲが咲いていた。更に下ると広い草原に到着。生憎ガスっていたが、ニッコウキスゲが一面に咲いている。

ニッコウキスゲの群落は素晴らしいの一語につきる。霧の中にダケカンバとニッコウキスゲが絵になる光景だ。広場の方ではのんびり昼寝している人が居た。これで青空だったら更に素晴らしいだろうなあ…その思いが通じたのか、時々青空がわずかながら顔を覗かせる。

登山口からおいつ追われつしてきた単独行氏はここから大高山、赤石山へ向かうという。このコースも少し筒歩く人が増えてきたようで道もかなり良さそうだった。
さて、花に満足したので高沢山をめざして登る。先ほどの分岐からわずかで
展望のない高沢山だ。何の変哲もない山頂である。これから先は少し筒展望も良くなり、エビ山に着いたときは眼下に野反湖が見えてきた。展望の良い草地の山頂で、ハクサンフーロやアヤメが咲いていた。若い女性3人組としばし談笑。この女性達はカモシカ平は天気も優れなかったので遠慮したそうだ。「凄い花だったですよ!!」というと非情に残念がっていた。

これより、野反湖をめざして下る。笹の多い道だ。そして色とりどりのテントが設営されているキャンプ場着。
湖畔の気持ちよいキャンプサイトだ。ここまでは10分強ロッジからリヤカーで荷物を運ばなければならない。お陰で静かなキャンプが楽しめそうなところである。でも、みなオートキャンプのように沢山の荷物をリヤカーで運んでいる。もっと質素でも楽しめるのにねえ…

そして釣り客などをながめながらロッジに到着。
さあ、
明日は白砂山だ。同行する野峰さんと待ち合わせの場所へ車を走らせる。途中、電話を入れるともうすぐ近くまで来ているらしい。じゃあ、野反峠で待ち合わせましょうと約束し10分ほどで合流した。
コオニユリ カモシカ平 ニッコウキスゲ