榛名 相馬山(1,411m) 2000年10月14日(土)晴
沼ノ原平から望む相馬山
久しぶりの家族ハイク
中学3年の息子、たっくんは小さい頃は良く山に着いてきたが、最近はめっきりついてこなくなった。クラブ活動で忙しかったり、友達と遊ぶ機会が増えたりでなかなかチャンスがない。また以前一緒に行ったとき「きつくない山だから」っといって出かけた山が意外ときつく「だまされた〜」という印象が残っていたせいである。
しかし、クラブ活動も3年になりめでたく終了、たまには運動しようかなと山に同行してくれることとなった。しかし、今後も一緒に行くためには「きつい山」はまずさけなければならない。
ということで、紅葉も期待できそうで展望もそこそこ、歩きは短時間の榛名の相馬山となった。
行 程 沼ノ原登山口……スルス岩……山頂………ヤセオネ峠…登山口
0920 0940 1040 1215 1240
メンバー 妻、たっくん(中3)、酒呑童子
地 図 伊香保(1/25,000図)
スルス岩
天気は最高、家族で行くときはまず天気を最優先しなければ行けない。沼ノ原道路脇の広場に車を止めて歩き始める。夏にはユースゲも咲き乱れるという広い原っぱを歩く。ススキが風に揺れて心地よい。わずかでスルス岩の麓に到着。この岩の上からは展望がよい。まずこれを味わってもらおうと登る。しかし妻は高所恐怖症…途中の鉄ハシゴで「もう駄目」とリタイヤ。あと数歩登れば良いのにと思ったが無理は禁物。たっくんと二人だけで登る。
真っ青な色をした榛名湖が見える。「お〜い」と下で待つ妻に声をかける。
鉄ハシゴ
しばらく緩やかな登りが続く。紅葉はまだ早かった。残念。
長い階段が続き、そして黒髪神社とかかれた赤い鳥居をくぐる。ここから石段が始まり急登となる。そして鎖、つづいて20m位のハシゴが出現。妻は一瞬ためらったが、ゆっくり慎重に登れば問題ない。無事通過。たっくんは鎖やハシゴが面白いようだ。しめしめ、この調子だといい感じのハイキングになりそうだ(^o^)
山頂
急登が終わると平坦な道となりわずかで山頂。祠があり石碑や石像が並んでいる。たっくんは石像の前にある錆びた剣を欲しがっていた。でも駄目駄目、天罰が下ったら怖いぞと諦める。
あの山容は岩櫃山だな、あれは妙義、あっちは赤城かと展望を楽しむ。北方面は樹林の間から望む程度でほとんど展望はない。以前登りに使った伊香保森林公園方面へのコースは進入禁止になっている。たっくんと二人でロープを乗り越えて少し先まで行ってみる。こちらのコースは更に急登で鎖も多く危険なので通行止めになってるんでしょう。こちらからは赤城の展望が更に良い。
戻って昼食とする。隣のおじさんがしゃぶしゃぶを作って食べている。三人で「いいねえ、おいしそうねえ」と囁きながらパンをかじる
さて下山
上毛新聞に先日紹介されたらしい。そのおかげか結構賑やかな山頂であった。さて下ろうか、たっくんはひとりでさっさと下る。のんびり歩くのが物足りないようだ。
妻は鎖場、ハシゴを慎重に下る。たっくんは鎖場で待っていてくれた。妻がおそるおそる下るのをエスケープしながら降りている。優しいねえたっくん(^o^)
黒髪神社からは、ヤセオネ峠方面に向かう。ここまでくれば割と平坦な静かな樹林帯だ。そうです、ここは「関東ふれあいの道」なのです。キノコ無いかな、あれっこの花なに?と久しぶりにのんびり歩いたハイキング。楽しかったなあ
登山後、道路端で見かけた花です。絵をクリックすると大きな写真が4枚見れます
下山後、榛名湖の畔でラーメンを食べる。たっくんは湖畔に立つ木に登って遊んでいた。
私は久しぶりにスケッチをした。でもうまく描けない。しかしのんびりして絵を描くなんて幸せな気分に浸ることができた。
今回は割とラクチンコース、この位なら又行ってもいいねとたっくんが嬉しいことを言ってくれた。まずは成功だ(^^)/~~