榛名富士 2000年4月2日(土)晴れ時々曇り
榛名富士 烏帽子ケ岳、鬢櫛山、相間岳
赤城山、妙義山と並んで上毛三山の一つとして人気のある榛名山。榛名湖の外輪山としていくつかの山々があるが、それをいくつかまとめて歩いてみた。榛名湖周辺の火口原は、ユウスゲなどの咲く美しい高原だそうだがまだ時期が早い。最後には膝が痛くなってしまった。今度はユウスゲなど眺めながらのんびり歩きたいところだ。
ロッジ前駐車場…榛名富士……烏帽子ケ岳…鬢櫛山…林道…沼ノ原……相馬岳…磨墨岩…駐車場
0940 1040-1050 1150-1205 1245 1300 1350 1450-1500 1600
榛名富士
湖面に影を映しそびえ立つ秀麗な山容は、まさに富士である。このような山容は何となく登る意欲がわかない。ロープウエイで行けばあっと言うまである。しかし山は歩いて登るに限る。ジグザグの笹と雑木林の道をのんびり歩く。途中眼下の榛名湖を前景に遠く冠雪した浅間山が見える。う〜ん、いい景色。スケッチをするかな。
程なく着いた山頂には背広姿や、スカート姿の人が山頂の神社を目指している。登山姿がちょっと恥ずかしい一時であった。山頂からは日光や谷川方面の山の展望がよい。
烏帽子ケ岳
榛名富士からの下りは、ちょっと凍結したところがあった。今日はアイゼンは無し。慎重に下る。樹間から見える山容、いったん降りてまた登り返しはきつそうだなあ。登山口には狐の瀬戸物が沢山祀られている。ここも信仰の山「加護丸稲荷神社」とあった。山頂はわずか樹林の間から白い山は見えていたが、榛名湖方面以外樹林に遮られて展望は無し。しかし静かな笹原の山頂はのんびりするにはいいところだ。赤城山という表示がちょっとずれていて相間岳を指していたのはちょっと残念
鬢櫛山
ちょっと難しい名前だ。ビングシヤマと呼ぶらしい。地図には登山道が記されていないが烏帽子ケ岳の鞍部から道は続いている。榛名富士や烏帽子は直登と言った感じで歩くのはあまり面白くない。この鬢櫛山は適度に尾根歩きができて気持ちよかった。尾根歩きの時右手の樹林の間から白い山が見える。とんがった真っ白な山は何だろう。気になる山だった。皇海山、日光白根、そして谷川の方面、もしかして上州武尊の剣が峰かなあ
湖畔を散策
硯岩を右手に眺めいったん林道に出る。そしてしゃれた感じの国民宿舎「榛名吾妻荘」から湖畔に出て長〜い道のりだ。しかし湖畔の土産物屋や、湖面に浮かぶ山々を眺めながら歩けば退屈しない。街灯の飾りもなかなかセンスがいい。ゴジュカラやコゲラも疲れた足取りに元気を与えてくれた
まだまだ遠い相馬岳
ようやく駐車場近くまで戻ってきた。これでめでたく榛名湖を一周したことになる。足の太い力強い馬が数人の観光客を乗せて頑張っている。榛名湖名物観光幌馬車だ。これに乗って湖一週も面白そうだなあ
相馬岳
高原からそそり立つ相馬岳。ユウスゲを前景にしたら綺麗だろうなあ。今度は花の時期に来たいものだ。さあ、後ひと山、頑張って沼ノ原から磨墨岩を眺めながら気持ちよい峠経由で登る。木やコンクリートの階段、そして鉄梯子に鎖、ごろごろとした岩…変化の多い山歩きが楽しめる。麓から見る急峻な山容は以外と簡単に登れた。以前反対側のオンマ谷方面から雪の着いた岩をよじ登ったことがあるが、そちらは危険なため通行禁止になっていた。景色はいいが、何となく小汚い山頂だった
磨墨岩
これも難しい名前です。スルスイワと呼びます。とても登れそうもない岩。でも上の方から「お〜い」と女の子の声がする。行ってみようと言う気になる。遠くから見ると一つの岩の固まりに見えるがいくつかの岩峰が重なって見えたのである。その中の最高峰には以外と簡単に登れた。手前に梯子が備わっており、登ると天狗の石祠が剣を振り立てて待っていた。
ここだけでもいい景色が楽しめる。真っ白な山が美しい
今日はまとめて歩いた為かちょっと無理をしたようだ。持病?の膝が痛くなった。家族で歩くには手頃な山である。今度は花粉症の息子でも連れてのんびり歩くかな。
駐車場まで戻り土産物屋で「榛名限定」というゆうユウスゲと榛名湖、榛名富士を綺麗にデザインしたラベルのワインが目についた。早速購入、帰宅して妻と嗜んだ。しかしラベルの裏を見ると「メイド イン フランス」と書かれていた。
ちょっと残念。でも味は良かった。