赤城山・荒山
赤城森林公園コース

【登山日】 2000年6月10日(土)曇り時々雨
【山  名】 上毛三山 赤城・荒山(1,572m)
【メンバー 】  単独
【行  程】 赤城森林公園登山口…芝ノ広場…上の避難小屋…荒山山頂…荒山高原…鍋割尾根途中…荒山高原…登山口
        1055           1135-1145  1210-1220  1240-1315  1315     1340             1435
【地  図】 1/25,000図  赤城山


登山口赤城南面道路の「大河原」からゴルフ場の北を回り込み鍋割山への登山口から右に曲がり、森林高原登山口に到着。あいにくの小雨とガスで視界は殆ど無い。それでも駐車場は車がいっぱいである。やはりこの時期の赤城人気は天気に関係ないようだ。

傘を差して樹林帯を登り始める。標高1,100m付近まではもうツツジは終わり。雨に打たれた花の残骸が少し寂しい。。しかし徐々に道に花の絨毯が少なくなってくる1,200m位から先は、色とりどりのツツジのオンパレードであった。レンゲツツジも微妙に色が違いしっぽりと塗れた花びらは生き生きとしていた。スケッチをしようかと思ったが、雨のため断念。途中夫婦連れを追い越す。




ツツジ芝の広場あたりでは、雨も小降りとなる。腹が減ったので食事にしようと東屋に向かったが、団体さんで大入り満員。私の入り込む余地はない。芝の広場に戻りひと休みだ。小鳥の声が賑やかに響き渡る。

そして上の小屋をめざす。途中元気の良い子供の歌声が聞こえてきた。家族でコーラスしながら楽しそうだ。この雨の中でもあのように喜んでもらえて連れてきたお父さんも満足だろうな…私も以前息子と歩いたときのことを思い出す。
小屋に到着、4、5名の人がくつろいでいた。その中の一人のおばさんがにこやかに話しかけてくる。相当昔の少女時代に、前橋から歩いて赤城に登ったことがある。今は道路が出来て便利になったねえと感慨深げであった。



荒山頂上の石祠おばさんと別れ、荒山をめざす。途中展望の良い岩の広場があるが今日は展望は全くない。そしてツツジのトンネルを過ぎて山頂到着。3人ほどが休んでいた。単独のおじさんが双眼鏡で覗いている。コマドリが鳴いており、近くにいるらしい。私は声では分からないので、姿が見えないかなあと期待していたが、おじさんもとうとう見つけることが出来なかった。

山頂ではまだレンゲツツジはもう少しと言ったところだ。小鳥を見ていたおじさんと山談義、鳥談義、花談義をしながら荒山高原の手前まで一緒に下り楽しい時間を過ごせた。おじさんは途中から箕輪に下るらしい。この道はまだ歩いてないので、今後の参考にしよう。ほんと赤城はあちこちとコースがあって楽しい山である。



ガスっている荒山高原荒山高原までの道は、今日のハイライトであった。花が凄い。シロヤシオも少し咲いていた。天気が良かったらなあ…鍋割の山肌もツツジで赤く燃えているんだろうなあとちょっと残念だった。でも荒山高原も沢山の人出、雨でもみんな賑やかだ。この天気では鍋割りの尾根からの展望も全くないが、ツツジの状況を確認したいので途中まで行ってみようと登り始める。途中荒山方面を振り返る。晴れていたらあの山肌もピンクのお化粧が凄いだろうなあと想像する。






ツツジ平坦な尾根に出ると、こちらもツツジが沢山だ。でも展望はない。雨の時は小鳥は警戒も意識が薄れるのかなあ、以外と近くで声が聞こえる。そして以前地蔵さんが鎮座していた岩のあるところに到着。今日はここまでで引き返すことにする。しかしここの地蔵さんどこに遊びに行ったんだろう?台座だけ残して留守のようだ。







これ、なんだっけ?さあ、雨のツツジ見物も終わりだ。荒山高原から芝の広場、そして来た道を下る。雨はすでにやんでいるが、以前として曇り、時々青空が現れそうになり気を持たせてくれるが最後まで晴れなかった。