岩宿の里でカタクリ鑑賞 群馬笠懸琴平山
雨の合間をぬってカタクリを見に行ってきました
【登山日】 1997年4月5日(土)曇り時々雨
【山 名】 群馬 新田郡 琴平山(196m),稲荷山(188m)
【メンバー 】 酒呑童子、妻
【行 程】 駐車場…大間々扇状地展望台…琴平山…岩宿遺跡…稲荷山…
1345 1350 1400 1405 1420
カタクリ群生…岩宿文化資料館…桜並木…駐車場
1430
1515
【地 図】 笠懸野 岩宿文化資料館周辺マップ
山歩きと言うにはあまりにもあっけない行程でしたが、国指定の岩宿遺跡やカタクリで満足のハイキングとなりました。
ここで岩宿遺跡の紹介です(パンフより抜粋)
{1946年秋、地元の考古学者相沢氏が赤土の中から石器を発見した。関東ローム層と呼ばれる赤土はおよそ1万年前より古い火山の噴火によって堆積した火山灰でとても人の住める環境ではなかったと多くの研究者は考えていた。しかし、相沢氏の研究成果を元に発掘調査が行われ多数の石器が発見された。日本列島にも旧石器時代段階の文化が存在したことが明らかとなり日本の歴史が世界的なレベルで位置づけられた…}
大間々扇状地展望台はあいにくの天気で展望はいまいちであったが、眼下には町並みが望めた。仲良く寄り添った二人が霧雨の中楽しそうだった。ここからはアカマツ、エゴノキ、サクラ、コナラなどの雑木林だ。低山のためか芽吹きが早い。新緑も綺麗だろうな。もう少しだなあ、ところどころツツジも咲いていた。春だなあ
………シジュウカラがたくさん見られた。そしてわずかで山頂。一応三等三角点が鎮座している。木々に遮られ展望はないが、気持ちよい丘みたいな山頂である。それから滑りそうな坂を下り数分で岩宿遺跡に到着。
岩宿ドームに入り遺跡紹介のビデオ鑑賞、石器時代に思いを馳せる。モズがしっぽをくるくる回している。稲荷山迄も同じような光景でわずかで山頂に到着。神社の裏手から下ろうと思ったが、カタクリの自生地ということで通行止めであった。遺跡まで戻りカタクリ群生地をめざす。山肌の斜面にはたくさんのカタクリが出迎えてくれた。しかしあいにくの雨のせいか、または時期遅れか大部分が首をうなだれており、あのツンとすました女王様のような気高さは見られなかった。そのほか
にはアズマイチゲ、ヒトリシズカ、イカリソウ、ボケなどが見られたが。一番綺麗に見えたのは紫色の群生したダイコンであった。
次は岩宿人の広場である。文化資料館は都合で行かなかった。広場には旧石器時代の住居が復元されている。鹿の川沼には桜並木が水面に美しい。見事な桜並木である。花の下ではすでに宴会が数組始まっている。春だなあ……
ほとんど山歩きの報告になってませんが、家から30分ほどでこんなところがあることを知りませんでした。そろそろアイゼンを花の本に持ち替えて春を楽しみたいですね。しかし毎週末のこの天気どうかならないものだろうか
