可憐なユキワリソウも素晴らしい袈裟丸山


 先日の山とんぼさんの書き込みに触発され降水確率30%の予報にもめげず登ってきました。
まさに花、ハナ、HANA、はなのオンパレードで満足の一日でした。
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登山日  1995年6月10日(土) 曇り 
山名    袈裟丸山(1,878m)  郡界尾根コース
メンバー 単独
ルート   登山口…三等三角点…後袈裟丸…前袈裟丸…後袈裟丸…三等三角点……登山口
        9:10   9:40     11:15-11:35 12:10-12:45 13:15     14:30       14:45
地図他  群馬県の山(山と渓谷社)
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 小中から追付橋、大滝経由で登山口まで車でいきましたが、大滝からの道は所々に落石があり慎重な運転で緊張しました。なかなか遠く間違ったかなと心配しましたが無事小中ヘリポートのちょっと先に登山口を見つけることができました。登山口には道ばたに6台ほど止まっていました。

 久しぶりの山行で最初の急登にはまいりましたが僅かで八重樺原に到着。さっそくツツジや白樺、ササに出迎えられ約30分で三等三角点に到着。そのわずか先の約3m位の木にキツツキの巣を見つけました。登山道からすぐのところの老木でひなが鳴いています。親鳥が心配そうに近くを飛び回り心配していました。

 郡界尾根から石宮を経て後袈裟丸到着だ。ガスの為遠景は全く無かったものの、途中のミツバツツジ、シロヤシオ、シャクナゲは最高です。オオカメノキも綺麗だ。低い所では時期が少し過ぎたのか、落ちたピンクや白の花びらが絨毯の様であり、高いところではまさに花のトンネルです。感激。シャクナゲのつぼみもまだあり蕾から満開迄の色の変化も見ることができました。

 後袈裟丸(1,903m)は狭い頂上であり4人程昼食中でした。おいしそうにビールを飲んでいます。残念ながら私はビールを忘れてきたのです。ガッカリ……気を取り直して前袈裟丸を目指します。すぐに急な下りで程なく八反張で右側がかなり崩壊しています。今日一番の危険個所ですがスリル満点です。おっと、可憐なユキワリソウが沢
山咲いています。反対側にはピンクのイワカガミがひっそりと咲いています。撮影。ここから前袈裟丸まで最後の登りだ。おお、フィナーレを飾るにふさわしくシャクナゲの群落だ。圧巻。12時10分到着。15人くらいが食事中だ。ラジオの音が騒々しい。せっかく静かな雰囲気の山旅だったのにガッカリだ。こういうところではイヤホンで聞くなどして遠慮して貰いたいものだ。
 
 展望は全くない。まあ、展望に勝る花々が眺められたので良しとして、ビール無しの昼食とする。負け惜しみじゃないが、山頂はちょっと寒いくらいであったので、これじゃあビールもうまくないなと無理に気持ちを納得させる。

 帰りは同コースを下る。まだ元気が残っていたので後袈裟から中袈裟往復もと思ったが生憎の展望で次回に譲ることとして郡界尾根を下る。キツツキの巣のところでは相変わらず親鳥が心配そうに鳴いている。目視で親を確認することができました。下山後桐生からきたという人と出会い小中迄歩いて下山するというので、乗せて上げました。私より10才は年長に見えましたが沢入からのコースで健脚ぶりに恐れ入りました。
 
 今日は降水確率30%の予報にもめげず出かけてきたのですが本当に素晴らしい花々を満喫することができました。露に濡れたシャクナゲが瑞々しく、険しい崖に咲くユキワリソウが可憐でした。シャクナゲはまだ蕾もありもう少しの時期楽しめると思います。そうそう、今日は大枚はたいて新調したゴアテックスの雨具の着心地を試してみたかったのですが、日頃の善行のせいか、雨も降らず残念でした?