今年のアカヤシオは最高!! 袈裟丸山
2000年5月21日(土)曇り時々雨
パソコン通信の仲間との恒例となった感のある、袈裟丸山アカヤシオオフ。今年ももちろん開催されました。何度行っても素晴らしい山ですね。今年は例年になく素晴らしいアカヤシオでした。
【コース 】 弓ノ手登山口…賽の河原…小丸山頂……途中の広場…賽の河原…登山口
0950 1055 1110-1130 1245-1340 1535
【メンバー】 山を愛するFYAMAのメンバー+ポレポレの人達 総勢24名(敬称略)
山とんぼ(幹事)、草の庵、からっ風、大岳、Temple、野峰、酒呑童子、山百合子、
トラベエ夫妻、デルタ、ケィさん、ゴーシュ、TAO、Ritz、渡良瀬逍遥
山とんぼさん主宰の「ポレポレ」メンバー
【地 図】 昭文社エアリアマップ 赤城・皇海・筑波 1/50,000図
この時期はいつも天気が危ぶまれる。昨年は中止となり、アカヤシオを見逃してしまった。今年こそはと少し天気が危ぶまれたが幹事の好判断で登ることとなった。
国道122号線沿いの草木ダムサイト展望台に、参加者が続々と集合した。結構遠いところからの参加者もいる。それ程人気の山なのだ。時間に遅れる人もなく、そこから車を連ねて沢入から曲がりくねった林道をひた走り、折り場登山口に到着。道路脇のかなり広い駐車場はすでに大入り満員。ずっと先まで行って路肩に駐車する。いやあ、花より人の方が多いのでは…と心配する。
この弓の手コースは、寝釈迦コースよりも明るく開放的で、比較的短時間に袈裟丸の山を堪能することが出来る。笹尾根と展望、そしてツツジ平の多さも他に比べ遜色無い人気のコースである。
今年は文句無しのアカヤシオ、全山ピンクに染まって皆の顔までピンクに染まってしまったようだ。もしかして飲み過ぎて顔を赤くしている人もいたようだが (^^;
歩き出しは、嘘のような快晴となり、取っつきの急登は健脚コースをスイスイと登る。そして笹尾根の見晴らしの良いところに出ると、いやあ、気持ちよいねえ、あの向こうの尾根も歩けそうだねえ。うわあ!!花ハナ花ですねえと喚起の声が上がる。これから先は、ずっと花ばっかり…ちょうど良い時期だったようです。お陰でシロヤシオやカラマツの新緑はまだ少し時期尚早でした。
賽の河原にある展望台に登れば、また違った花の景色が楽しめます。上から眺めると、花のトンネルで見上げた光景とだいぶ違って更に多くの花が見られます。えっ、こんなに袈裟丸って花が多かったのってびっくりです。
しかし、良いことばかりではありません。空が暗くなり、ぽつりぽつりと雨が落ちてきたと思ったら、すぐに大粒の雨、そしてなんと雹が降ってきました。雷さえ鳴っています。いやあ、急いで雨具を付ける。春の山もこうなると寒いですねえ。
小丸山までは行こうと言うことになり先に進む。このころは雨も小降りとなり、空には日が射してきた。生憎前袈裟方面は見えないが、日光方面はちらちらと山容を拝ませてもらった。雷が怖いのと、人数が多いのとでここではお昼を遠慮して、来た道を戻る。途中、笹の広っぱに陣取り待望のお昼となった。これもまた恒例というか、皆のザックからは色々なごちそうが飛び出してくる。私はごちそうになってばっかりである。
しかしそのうちまた空模様が怪しくなってきた。急いで撤収し、アカヤシオの咲く道を戻る。賽の河原を過ぎたあたりから天気も回復し赤城山も見えるようになってきた。そして、1,549m峰の全山アカヤシオかと思われるところでひと休み。記念撮影を行い下山しました。
今回は、まれに見る花付きだったようで、今までアカヤシオ見るなら西上州という想いが覆されてしまったようです。西上州は、比較的コンパクトなまとまりで密集して楽しませてくれますが、ここ袈裟丸は花の多さもさることながら、分布が広く登山道沿いにいつまでも花を楽しむことが出来ます。楽しい仲間と沢山の花、そして快晴、雨、雹、ガスに煙るアカヤシオと満足の一日でした。