八寸権現山 (91m)
1999年11月7日(日)曇り
群馬県で一番低い山らしい、八寸権現山(ハチスゴンゲンヤマ)を歩いてきました。市民憩いの丘って感じでした。
歩行時間 約1時間15分
地 図 1/25,000図 伊勢崎
春はツツジが綺麗だろうな1/25,000図に載っている山で群馬県で一番低い山と聞いたので早速出かけてきた。地図で見ると自宅からわずかの距離である。妻に聞くと「ああ、カタクリの咲く山ね、松茸も昔は採れたらしいよ」と知っていた。う〜ん、知らぬは亭主ばかりなり…
アカマツの多い山
車で行くほどでもないので自転車で登山口?へ向かうこと約20分。ありましたありました、確かに低い山である。参道脇にに自転車をデポし階段を上る。確かにアカマツが多い。もしかしてマツタケがあるかもと探すがまさかね…あっと言う間に山頂着、あっけないほどにあっと言う間である。そこには権現山遺跡の説明が…
遺跡
「赤城山斜面に形成された独立丘(流れ山)で、直径約200m、周辺部との比高約20m。昭和25年、丘陸部の南面が市営住宅建設のため切り崩され、このとき崖面の三地点から約4万年前の石器が採集され権現山石器文化と称される文化層が確認された。また丘陸の中腹から麓にかけて直径20mほどの円墳が30基ほど築かれて権現山古墳群を形成している。古墳は六世紀頃の築造と考えられている」
…伊勢崎市教育委員会
写真の宝塔は南北朝時代(14世紀後半)の造立と考えられている。
ふ〜ん、歴史のある山なんだなあと感心する。いつまでもこのままであって欲しいなあと願う。
野鳥観察小屋
山頂には三角点らしきものはない。まさに市民憩いの丘って感じです。ちょっとしたの神社の横の広場にはブランコや、相撲の土俵が…夏には太鼓が響いて相撲大会なんか行われるのだろうか?
観察小屋から双眼鏡を覗く。いたいた、モズが、ヒヨドリが、そしておいらも見てくれよって感じでカラスがカーカーとうるさい。
しばらくベンチで休んでいると一人のおじさんが…トレーニングに来たとのこと。階段を上がったり降りたり、あちこち歩いたり…
いいなあ、のどかで…のんびり歩いても数分で山頂についてしまう。道らしきところをあちこち歩いて回ったが30分もかからない。でもカラマツやツツジがいっぱい、鳥の声も多く聞こえる。それに古墳(どこにあったのかなあ)や遺跡に思いを馳せながらのんびりベンチで佇むには手頃な丘であった。