谷川岳

谷川岳って魔の山と恐れられてたんだよね。でも、それは岩登りや冬山での話
夏にロープウエーを使えば、老若男女も高山植物咲き乱れる尾根歩きで、素晴らしい山頂に立てる。しかし、2000m級の山です。気象変化も激しく、いったん天候が崩れると思いがけない苦難が待ち受けます。充分な装備で望みましょう
さあ、あなたの好きなコースはどこですか?
コースタイムについては、それぞれのやまある記を参考にして下さいね。ガイドブックとしては「山と渓谷社 フルカラー特選ガイド 谷川岳を歩く」を重宝してます
四季折々の登山コースや、写真が一杯で見るだけでも歩いたような気になります

コース案内
馬蹄型縦走
土合〜白毛門〜朝日岳〜清水峠(泊)〜武能岳〜谷川岳〜土合
ダイナミックな山容と笹原の穏やかな稜線歩き、高山植物の咲き乱れる夏、赤や黄色の紅葉が美しい秋、素晴らしい展望に恵まれお勧めの一周コースです。泊まりは白崩避難小屋も良いですよ
西黒尾根から
  谷川岳
登山口からすぐにブナの樹林帯の急登が続く。一汗も二汗もかいた頃、森林限界を抜けるとそこにはマチガ沢の絶景が待ち受ける。そして鎖場、岩稜とどこまでも厳しい登りが続く。やがて厳剛新道と合流し更に厳しい岩稜帯の登りである。この苦労があってこそ山頂からの展望も味わい深いものと思う
土樽から
  吾作新道
万太郎山へ標高差1,350mを一気に登るハードコース。登る人は少なく静かな山歩きが堪能できる。大ベタテの頭から厳しい岩稜となりガレ場は注意が必要。対面の茂倉岳への登りも魅力的だ。そして最後の急登、聳える万太郎への登りをクリアーすると万太郎分岐だ。さあ、あなたは平標山をめざしますか?それとも谷川岳?
旧道から蓬峠 苔むした石垣が残る旧道、かつて上越国境を結ぶ重要な交易路であったと言うことだがこの厳しい山岳地帯によくも道を作ったものだと感心する。ブナ等の広葉樹林帯の新緑が心地よく、マチガ沢、そして谷川岳の代名詞とも言える一ノ倉沢がど〜んと現れる。
ここからは人も少なく静かな歩きとなる。そして白樺尾根を過ぎササの生い茂る静寂の蓬峠に到着だ
土合ロープウエイから谷川岳 ロープウエイとリフトを乗り継いで標高を一気に稼いでくれるこのコースは比較的短時間で登れ人気が高い。しかし観光気分で軽装で登ってくる人達に出会うとき、天候が崩れないことを祈るのみである。最盛期にはロープウエイ乗り場には長い列が出来る。運行時間に注意して下山時終発に送れないように気を付けよう
厳剛新道から
  谷川岳
夏遅くまで雪渓が残るマチガ沢は涼しさ一杯だが、ブナやダケカンバの樹林帯はかなり急である。そして岩稜のガレ場を直登し鎖場、鉄梯子を過ぎるとやがてケルンの立つガレ沢のコルで西黒尾根と合流する
田尻尾根
ここを歩く人は殆どいない。頭上をロープウエイが通過するのを見る度に何でこんな苦労してと思いながらもついつい歩いてしまう。いつも下山時に利用するが、粘土質の急坂はいつもすってんころりん。でもイワウチワやコブシの群落、アジサイなど花も豊富で、短時間で下れてロープウエイの費用も節約できることから私は重宝している
アプローチ
群馬県側からは
   JR利用
谷川岳の表玄関 JR土合駅が便利だが本数が少ない。山開きの時は深夜の臨時便が出るので利用しよう。
費用が多少かかってもと言う人は、上越新幹線上毛高原駅か上越線水上駅からタクシーかバスでロープウエイ土合口駅をめざそう
   マイカー 関越自動車道水上ICで降りて国道291号を進み湯桧曽温泉街を経て土合に入る。
駐車場は土合駅前は無料、ロープウエイ駅付近は立派な立体駐車場を中心に有料(千円/日)駐車場が幾つかある。シーズン中は混雑必死ですが安全運転で行きましょうね
新潟県側からは
   JR利用
上越線土樽駅が便利、深夜につく場合はホームや待合室で仮眠をとることも可能です
   マイカー 関越道湯沢ICで降りて魚野側沿いに進む。駐車場は特にないが各登山口の広場に停められる
その他
管理人のいる
営業小屋は
蓬ヒュッテ 収容約20人 営業は4月下旬から11月上旬(確認してね)
       食事も可能だが予約必要(0257-87-3268)
  平標山ノ家 収容約60人 営業は4月下旬から11月上旬(確認してね)
       平標山から谷川岳への縦走に便利(0278-64-0111)