ARASAWA
荒沢岳(アラサワダケ)1,969m


 
越後三山只見国定公園の一角をなす、きわめて男性的な荒々しい山容の荒沢岳。古い歴史を秘めた銀山平にある奥只見湖に、その姿を映す山容は登校欲をそそるに充分である。いくつもの沢と急峻な崖を備えた懐の深い山であり、険しさと静けさ、山頂からの素晴らしい展望は、きっとあなたの山の思い出を満足のいくものにしてくれるでしょう。奥深い山は紅葉も又格別である。
 ただ、交通のアプローチは悪い為、できれば山麓の民宿で前夜泊をし、万全の体調とゆとりある行程で登りたい。登山後は近くの温泉でゆったり気分も味わえる。
この辺りは名だたる豪雪地帯であり冬季は登山対象外である。コース中の難所「前くら」では11月から6月頃迄鎖が取り外してあり岩登りに自信のない人はは雪が無くても控えた方が無難である
コース案内 アプローチ 問い合わせ その他情報
コース案内
銀山平コース
ピストンで約8時間、途中に水場はない。前くらが最大の難所である。
 登山口からすぐに雑木林の急登、しかしすぐ尾根に出て前山に着く。眼下には奥只見湖、右手には駒ヶ岳が見える。ここからブナ林の尾根歩きでやがて最初の鎖場の急登を過ぎると、このコース最大の難関、眼前に鋸歯状の大岩壁がそびえ立つ。
コースは岩壁の基部をわずか下ってトラバースし、いよいよ急な鎖場の上りだ。
 雨などで岩が濡れているときなどは鎖があるとはいえ注意が必要だ。そしてようやく鎖場を過ぎて尾根に出れば雄大な山頂への稜線が出迎えてくれる。ここからは左右に深く切れ込んだ沢を眺めながらコメツガ、ハイマツの灌木の尾根道、そして最後の急な岩場を過ぎれば展望の素晴らしい山頂だ。
 なお、前くらの鎖は11月から6月までは取り外されているので岩場の経験がない人は登らない方が無難だろう
アプローチ    先頭に戻る
JR、バス利用 上越新幹線浦佐駅から越後交通バスでシルバーライン経由奥只見ダム行きで銀山平迄約1時間。本数は少ない。枝折峠(シオリトウゲ)経由は夏期一日一便のみ
自動車利用  交通の便は悪くマイカー利用が便利
関越自動車道小出ICから国道352号線経由で途中からシルバーライン(トンネルばっかり)を抜け銀山平の日光橋を渡り352号線を右折すればわずかで登山口。
他に国道をそのまま進み枝折峠経由(越後駒登山口)も可能である。こちらは紅葉時期など素晴らしい景観が堪能できる。しかし全面舗装されているものの、道幅は狭く曲がりくねった道は非常に緊張を強いられる。また、午前は上り、午後は下りの交通規制があるので事前に確認する方がよい
問い合わせ先 先頭に戻る
越後交通小出営業所 02579-2-0117 浦佐タクシー 0257-77-3456
湯之谷村役場観光課 02579-2-1122 
道路情報
やまとタクシー 0257-77-3141
伝之助小屋(民宿) 02579-2-2452    
その他   先頭に戻る
伝之助小屋 登山口に一番近い民宿。一泊二食7500円(98.10.31現在)。真新しく気持ちの良い民宿であり、愛想の良い旦那と女将が出迎えてくれる。
釣り客も多く食堂の大広間には沢山の魚拓、山や花の写真などが見応えがある。山菜や魚で品数も豊富な夕食も満足であった。アケビの天ぷらは苦かったが珍しさで食べてしまった。山から下りてきたらお茶まで出して貰いました。
他にも民宿は多数有り、冬期は閉鎖するので事前に確認してね
温泉 登山口から国道352号線を船着き場方面に進み車で約6分、人家が無くなって6つ目の丸太沢(各沢には表示がある)道路沿いにある公共の温泉は風流?な半露天風呂。入り口のポストに入浴料(自己申告で心付け程度)を入れる。脱衣所も浴槽も質素、でっかい箱が浴槽だ。工事現場のような建物にはびっくり、しかし浴槽から眺める沢沿いの紅葉は素晴らしかった。
他に枝折峠経由であれば、大湯温泉も利用できる
銀山平キャンプ場 開設期間 7月1日〜9月30日
申込先  025795-2448 銀山平キャンプ場(期間外は湯之谷村観光課)
      余裕があれば当日でも可
施設   貸しテント 5人用迄1000円、6人用1200円、10人用2000円
      持ち込みテント600円
      他スノコ、薪、毛布等有り(有料)
      施設利用料(日帰り利用者)1人 50円
もしかしたら場内にニホンカモシカが遊びに来るかも?緑に包まれ澄んだ空気と小鳥のさえずりで朝を迎えてみませんか?